お子さんが中学生になると、小学校とは違った形でプログラミング教育が始まります。しかし「技術・家庭科でどこまで学ぶのか」「うちの子についていけているのか」など、保護者の方からは不安の声をよく聞きます。
実際に調べてみると、学校によって学習内容に大きな差があるのが現状です。今回は、中学校のプログラミング教育の実態について、現場の視点から詳しく解説します。
中学校技術・家庭科「情報の技術」で学ぶプログラミングの範囲
中学校では「技術・家庭科」の技術分野において、「情報の技術」という項目の中でプログラミングを学習します。
授業では、Scratchを使ったビジュアルプログラミングから始まることが多く、ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツや、センサーなどを使った計測・制御のプログラミングを学びます。

深刻な授業時間不足と学校間格差の実態
最も大きな課題は、圧倒的な授業時間の不足です。技術・家庭科は3年間で合計175時間となっており、技術分野・家庭科分野合計して第1学年70時間、第2学年70時間、第3学年35時間のみです。
この限られた時間の中で、木工や金属加工、生物育成などの従来の技術分野も学ばなければならないため、プログラミング教育に十分な時間を割けないのが実情です。
さらに深刻なのは学校間格差です。外部の専門講師を招いて本格的なプログラミング授業を行う学校がある一方で、Wordを使ったレポート作成で「情報の授業」とする学校もあります。

高校「情報I」とのつながりを見据えた準備の必要性
高校では「情報I」が必履修科目となっており、2025年1月から大学入学共通テストでも「情報I」が出題科目に追加されました。中学で学ぶ情報技術が土台となるため、基礎をしっかり固めることが重要です。
2021年に実施された調査によると、中学生の80%以上が「プログラミングは必要なスキル」と回答していますが、小学校からプログラミングを学習してきたはずの中学1年生の約45%が「プログラミングはできない」と答えています。
この状況からも、学校の授業だけでは十分な習得が困難であることが分かります。
運営6年の中で感じているのは、中学生になってから「小学校でやったはずなのに、基本的なことが分からない」というお子さんを多く見てきたことです。学校現場の限界を理解した上で、家庭や専門教室でのサポートが必要な時代になっています。
まとめ:学校教育の限界を理解し、適切なサポートを
中学校の技術・家庭科では情報の技術分野でプログラミング教育が実施されていますが、授業時間の不足や指導体制の課題により、学校間で大きな差が生まれているのが現状です。高校の「情報I」や大学入試を見据えると、学校の授業に加えて家庭や専門教室での補完的な学習が重要になってきます。
私たちロボ団瑞江校・デジタネ小岩校・デジタネ亀戸校では、中学生のお子さんに対して学校の授業内容を踏まえた上で、しっかりとした基礎力と応用力を身につけられるカリキュラムを提供しています。プロ検(プログラミング能力検定)での客観的な技術力評価と、ポートフォリオ制作による活用力の育成で、お子さんの将来を見据えた本格的なプログラミング教育をサポートしています。体験会も随時開催していますので、お気軽にお問い合わせください。

