文部科学省は2030年度以降の学習指導要領改定に向けて、情報活用能力の向上を柱とした教育改革の検討を進めています。これは、AI時代を生きる子どもたちに必要な力を育てるための重要な変化として注目されています。

なぜ今、情報教育の大幅強化が必要なのか
現在の学校教育には、時代の変化に追いつけていない課題があります。GIGAスクール構想によって一人1台のタブレット端末が配備され、ハード面の準備は整いました。しかし制度や活用といったソフト面は、まだ発展途上と言えます。
実際に、運営6年の中で私たちが感じているのは、江戸川区の子どもたちはタブレットには慣れているものの、プログラミング的思考や情報を適切に判断する力はまだまだ発達段階だということです。現在のプログラミング教育は体系的なカリキュラムが不十分という指摘もあり、今回の改定検討では、この点が大きく見直される可能性があります。

小学校の情報教育はどう変わる可能性があるか
検討されている改定案では、小学校の総合的な学習の時間に「情報の領域」を追加することが議論されています。これまでは各教科の中で断片的に扱われていた情報教育が、年間を通して体系的に学べるようになる可能性があります。
生徒がコンピュータで文字を入力するなどの学習の基盤として必要となる情報手段の基本的な操作を習得するための学習活動や、プログラミングを体験しながらコンピュータに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力を身に付けるための学習活動の実施が想定されます。
中学校で検討される「情報・技術科」の可能性
中学校では、現在の「技術・家庭科」を2つの科目に分離し、技術分野で情報活用能力の向上につながる内容を大幅に増やすことが検討されています。
現場で300名以上の生徒さんを見てきた経験から感じるのは、中学生になると論理的思考力が格段に向上し、より本格的なプログラミング学習に取り組めるようになることです。今回の検討案が実現すれば、小学校では現行の中学校レベル、中学校では現行の高校レベルの学習活動が確保できると見込まれています。

「読み・書き・計算」に続く第4の基礎力
今回の検討で最も重要なのは、情報技術の操作・活用やメディアリテラシーの向上など、情報活用能力を「探求的な学びを支える基盤」として位置づけ、抜本的な向上を図る方向性が示されていることです。
情報活用能力は「読み・書き・計算」に続く新しい基礎力として、全ての学習の土台になる可能性があります。これは単なるパソコン操作の習得ではありません。情報を適切に収集し、判断し、活用し、発信する力全体を指しています。
私たちが普段から子どもたちに伝えているのは、「AIに使われるのではなく、AIを使いこなす人になろう」ということです。文部科学省も「AIに操られるのではなく、AIを使役する資質能力」の育成を方向性として示しており、まさに現場での指導方針と一致していることを感じています。
まとめ
2030年度以降の学習指導要領改定に向けた検討は、情報教育において重要な転換点となる可能性があります。小学校での「情報の領域」新設検討、中学校での「情報・技術科」検討、そして情報活用能力の第4の基礎力への位置づけ。これらは全て、AI時代を生きる子どもたちに必要な力を育てるための重要な変化として注目されています。
変化の時代だからこそ、早めの準備が大切です。学校教育の変化を見据えながら、家庭でも情報活用能力を育む環境を整えていきましょう。子どもたちの「好き」を「学び」に、そして「学力」に変えていくことで、新しい時代への準備を進められます。
私たちロボ団瑞江校・デジタネ小岩校・デジタネ亀戸校では、2030年の学習指導要領改定を見据えた本格的なプログラミング教育を提供しています。技術力と活用力の両方を育み、プロ検(プログラミング能力検定)による成長の可視化も行っています。お子さんの未来への準備を、私たちと一緒に始めませんか。体験会へのお申し込みは公式LINEから承っています。

